LOAM :

"お蔵へ"


2010.08.24


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"お蔵入り"という言葉があります。
現代の風にいうと"イナバ入り"ってとこでしょうか。
こういう仕事をしていると、日の目をみない作品って沢山あります。本当に沢山。
ちょっとやり過ぎた。気分が乗らず入り込めなかった。趣旨と違った。
瞬間的に拒否された。時間がなさ過ぎた。
などなど、挙げたら切りがないぐらい理由は出てきます。

さて、今回のお蔵入り理由はなんでしょう?
正解は、
『そこまで求めてなかったのを、絶対イイと自画自賛してゴリ押しした。』です(笑)。
あるんですよね。。思い入れが強くなり過ぎてスベッてしまう事って。。。
『場所も別府という温泉地だし、ドーナッツの出来立て感が、ほら、ほくほく出てさぁ!』・・・・と。。。
やはり、相手を程よく見失わない程度に冷静に。これが肝心ですね。

結局お店にはOPEN時間などしか採用されなかった訳ですが、
最後にオーナーさんから嬉しいお言葉をいただきました。
『色々とご提案ありがとうございます!あれ、いつか何かの時に是非使わせてくださいね!!』と。

どうですか、このお言葉!
ということは、つまりこの状態は、
"開けっ放しの蔵"ということですね!

もしくは、"閉め忘れたイナバ物置"か(笑)。。。

どちらにしろ、日の当たる場所が良いに決まってます。
いつか使われる日を夢見て、ここで気づかれるよう、
ちょっとだけ日に当ててやろうと思います。

世間はこれを"イナバ物置の扉に挟まった状態"という(笑)。